Entries

スポンサーサイト

『十字架の聖ヨハネ詩集』

 西宮カルメル会訳注『十字架の聖ヨハネ詩集』新世社 カトリックの聖人十字架の聖ヨハネの著書から取られた詩を、西宮カルメル会の方たちが翻訳し、スペイン語との対訳で刊行した詩集です。 評者はスペイン語を解さないけれども、詩人の卓越した言語感覚・芸術性には涙が出そうになります。是非、声を出して、諳んじていただきたい。特に最後の「完徳の大要」は、キリスト信仰の急所が4行の凝縮された言葉で見事に表現されてい...

『終りの中に、始まりが――希望の終末論』

 ユルゲン・モルトマン『終りの中に、始まりが――希望の終末論』新教出版社 著者は現在81歳のドイツ改革派の神学者です。 本書は、キリスト信仰の告げる終末思想が絶望や恐怖をもたらすものではなく、希望をもたらし、永遠のいのち(ひらがなであるのが急所)にいたらせる希望の終末論であることをモルトマンの個人的体験と重ねながら、平易に語った本です。 先に出た『組織神学論叢』5『神の到来――キリスト教的終末論』をより、...

『祈りの世界』

 オットー・ハレスビー『祈りの世界』日本キリスト教団出版局 著者はノルウェーの説教者・神学者です。本書以外にも何冊かの本が翻訳されています。 「私たちの祈りを知らず知らずのうちに難しくし、祈ることを困難にしている様々な人間的・異教的考えを明らかにし、聖書が語る祈りの本質は何かを、平易・明確に説き明かす」と帯に書いてあります。 著者のまえがきによれば、本書は、祈りに疲れている人々にやさしい手引きを与...

『ヴァイツゼッカー』

 加藤常昭『ヴァイツゼッカー』清水書院 本書は、統一ドイツ初代大統領のリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーの演説とその多くの人の心を打つ言葉を獲得するにいたった彼の歩みを、凝縮された文章で、かつ、様々な角度から客観的に論じた本です。 ヴァイツゼッカーへの否定的な意見や考えも余さず紹介しているけれども、全体としては彼に好意的です。 政治学者でもなく歴史学者でもない、説教者・牧師が書いたという点に、本...

『天使のおともだち』

 エリザベス・キューブラー・ロス『天使のおともだち』日本教文社 スージーとピーターの二人と遊ぶ、ウィリーとテレサという天使との交わりを描いた絵本。多くの真理を含んだ絵本。  著者の体験も反映されているが、聖書が伝えていることも書かれてある。評者は、このレビューを書いた前日、親しい人の訃報を聞くという夢を見て、悲しい思いをしていたので、とても慰められた。慰めと配慮に満ちた本である。...

Appendix

プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

最新トラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2007/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。