Entries

スポンサーサイト

『人間処刑台』

 大石圭『人間処刑台』角川ホラー文庫を読了。 ルール無用のアンダーグラウンドの世界で戦う日本人ファイターを描いた作品。自分の中にある暴力衝動というドス黒いものを、これまでの作品では性交や特定の殺害方法や、あるいは犯罪的手法で解消する人間を描いてきた作者が、純粋な戦いと端的な力のみを用いる世界に生きる人間を描いた点で、過去の作品とは全く異なるものと言えるでしょう。 主人公の小鹿が求めるのは、輝きと瞬...

『服従と抵抗への道 ボンヘッファーの生涯』

 森平太『服従と抵抗への道 ボンヘッファーの生涯』新教出版社を読了。 ディートリッヒ・ボンヘッファーの思想と行動を、彼が生きた時代の政治的過程と教会史の経過――とりわけ、ヒトラーの「第三帝国」の興亡と、「ドイツ教会闘争」の過程――の中に位置づけ、ボンヘッファーの生涯と、その背景にある激しい時代のうねりとの動的な相互関係を描いて、1964年に発行されたがの本書です。この当時は、まだエバハルト・ベートゲの大部...

『ゲノムと聖書:科学者、〈神〉について考える』

ゲノムと聖書:科学者、〈神〉について考える(2008/09/29)フランシス・コリンズ商品詳細を見る フランシス・コリンズ(中村昇・中村佐知訳)『ゲノムと聖書:科学者、〈神〉について考える』NTT出版、2008 著者はアメリカの国家プロジェクトであるヒトゲノム計画のリーダーでした。その彼が無神論者から信仰者へといたる経緯を記し、同時にいかにすれば信仰と科学の調和的関係は可能かを熟考したのが本書の内容です。臨床遺伝学者ら...

『剣の刃』

 シャルル・ド・ゴール『剣の刃』葦書房を読了。 本書は、フランス大統領経験者である、故シャルル・ド・ゴールの1932年に出版された演説集を翻訳したものであり、「序」を含めて6つの文章が収録されています。これらに加えて、1981年に行われた重松正彦氏の演説も収録されています。二つの演説は、時代も国も異なるにもかかわらず、時間と空間を超えた共通性と現在性を持っており、21世紀の今においても拝聴すべきことがたくさ...

Appendix

プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

最新トラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

11 | 2008/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。