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『狂った旋律』

 パオロ・マウレンシグ『狂った旋律』草思社を読了。 初めに聖書の記述を想起したい。「カインは妻を知った。(中略)アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった」(創世記4:17-21)。また、サムエル記下11章で部下の妻を得るために部下を殺したダビデは竪琴の名手であったことを想起してよいでしょう。 本書の原題は「反行カノン」。...

『倫理と無限』

 エマニュエル・レヴィナス『倫理と無限』朝日出版社を再読。 1981年2月から3月にかけて、フランスのラジオ放送局であるフランス・キュルテュールで収録・放送された対談に手をいれたものが本書です。10回の対談で構成された本書は、その思想形成期から、『実存から実存者へ』『全体性と無限』『存在の彼方へ』などのいくつかの主著に触れながら、レヴィナスの思想の発展に沿って進められています。『暴力と聖性』(国文社)に収録...

裁判員制度において、人はどういう態度を取るのか

(総字数約8700字 長文のためパソコンから見ることを推奨します。キリスト者の方は、時間がなければ「裁判員制度に対する宗教界の反応」以降をお読みになるとよいでしょう) 本日2009年5月21日(木)から裁判員制度の施行です。この日以降に起訴された殺人などの重い刑罰の対象となる事件において、裁判員裁判になるとのことで、実際には7月下旬か8月からの公判で導入される見通しです。 以前、裁判員制度には否定的な見解を抱いて...

記事カテゴリ「時事評論」

 この記事カテゴリでは、時事的な問題について、思うところを記したいと思います。 もっとも、「評論」が何かも明確にわかっておらず、知らないことも多々ありますので、目新しい知見を提示するものとはならないでしょう。 それでも、何らかの違った視角を示唆することができれば、幸甚です。...

『オルガニスト』

オルガニスト (新潮文庫)(2001/08)山之口 洋商品詳細を見る 山之口洋『オルガニスト』新潮文庫、2001 あることが正しい場合、二つのうち一方が間違っているということがある。しかし、双方共に正しいのだが、決して二つは同時に存在できず、生き延びるためには一方が他方を打ち負かさなければならない、そんな正しさもある。本書『オルガニスト』における二人の天才オルガニストの師弟関係はそのようなものにも思える。そこには...

Appendix

プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

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