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『<荒れ野の40年>以後』

 宮田光雄『<荒れ野の40年>以後』岩波書店を読了。 統一ドイツの初代大統領であったリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーの名を世界的に著名にしたのは、彼が西ドイツの連邦議会で1985年5月8日に行った敗戦四十周年を記念する演説であったでしょう。その演説には、いくつかの日本語訳があり、岩波ブックレットでも『荒れ野の四十年』というタイトルで刊行されています。 本ブックレットでは、この演説以降のヴァイツゼッカー...

『神学部とは何か――非キリスト教徒にとっての神学入門』

 佐藤優『神学部とは何か――非キリスト教徒にとっての神学入門』新教出版社を読了。 著者は神学を、「虚学」と位置付ける。それは、いわゆる「実学」のような意味で役に立たない学問だからです。「虚」とは、普通の人間には見えない事柄を指します。人間の「虚」の部分を、神学特有の「虚」の方法で扱う知的営為が、神学です。 そして、神学は「目に見える成果を上げる」という意味でも役に立ちません。しかし、そこで著者はヨー...

『それゆけ伝道 元気の出るエッセイ100』

 山北宣久『それゆけ伝道 元気の出るエッセイ100』教文館を読了。 表紙のイラストからわかるように、この本は気楽に読め、ユーモアたっぷりの文章に心温まるものを感じさせられます。といって、福音の絶対性を疎かにせず、伝道することが許されている喜びを語ることを著者は躊躇しません。 著者は、伝道に困難がつきものであることを十分に理解しています。しかし、なおそこで大胆に主の福音を告げる務めに携わるよう、呼びか...

『教会を必要としない人への福音』

 ウィリアム・H・ウィリモン『教会を必要としない人への福音』日本キリスト教団出版局を読了。 原題は『生活に満足している人への福音』です。健康に恵まれ、良い職業にも就き、経済的にも裕福で、社会的に上手くいっている、いわゆる「強い人」への言葉を教会は語ってこなかった反省が、背景にあります。 満ち足りている「強い人」には罪がありますが、それは「弱い人」の罪とは別だと著者は言います。しかし、これまで教会は...

『北方領土 特命交渉』

 鈴木宗男・佐藤優『北方領土 特命交渉』講談社+α文庫を読了。 かつて、「鈴木宗男バッシング」が起こった際、鈴木氏は北方領土に絡めて私的利益を追求した売国奴とみなされたことがありました。しかし、実際にはそうしたバッシングを仕掛けた外務官僚や北方領土ビジネスに従事している人々こそ売国奴でありました。 本書には、現在も継続中の外交交渉に支障をきたさない範囲で、著者二人が関わってきた北方領土交渉のプロセス...

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プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

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