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アウシュヴィッツ以後の神学文献を探す

 「アウシュヴィッツ以後の神学」というテーマの、日本語で読める文献を簡単に調べてみましたが、まとまったものはそうありませんでした。 東北学院大学の佐藤司郎先生の論文と、宮田光雄先生の『ホロコースト<以後>を生きる』がしっかりした内容のものです。  翻訳ですと、H.E.テート『ヒトラー政権の共犯者、犠牲者、反対者―“第三帝国”におけるプロテスタント神学と教会の“内面史”のために』創文社という1万円近くする本、...

信仰を「外」の目で見る

 信仰者は、自分が「外」からどのような目で見られているかは知っておいた方がいいと思います。 言いかえれば、内向きの視点だけでなく、「外」の目で信仰を客観的に問い直す作業も時には必要だということです。  例えば、今、私はプロテスタントの会衆派の伝統にある教会に所属していますが、プロテスタント教会を一つのものと見る人にとっては会衆派であるかどうかはどうでもいいし、カトリックとプロテスタントの区別のつい...

アウシュヴィッツ以降の信仰者ということ

 私が二十歳の頃に読んだ、ポーランドの第四の都市ブレスラウで生まれたユダヤ系の哲学者にギュンター・アンダース(本名ギュンター・シュテルン)という人がいます。 彼は強制収容所送りにはならなかったものの、ユダヤ人としての身の危険を2次大戦中に感じた人です。また、ハンナ・アーレントの最初の夫でもあります。  二十歳の頃に読んだ彼の本は、法政大学出版局から出ている少し大部な『異端の思想』というアフォリズム集で...

『恋愛について (小さな講演会 (1))』

 ジャン=リュック・ナンシー『恋愛について (小さな講演会 (1))』新評論を読了。 フランスのパリに隣接するモントルイユ市の国立演劇センターでは、子どもたちの啓蒙のための講演会が定期的に行われています。これらの講演の多くは「小さな講演会」というタイトルが付けられたシリーズとして出版され、本書はそのシリーズの一冊で、フランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシー(念のために言いますが、男性です)が「恋愛」につ...

安易な表現に騙されないために

 学部生時代に受けた授業でいくつか印象に残っている授業があります。 学部が環境情報学部という環境問題と情報技術の進歩による社会の変化というタイムリーな問題を考察対象とする学部であったため、授業名称には「環境」とか「情報」とついたものが多かったです。 その印象に残った中の一つ、「環境と消費」は課題もユニークでした。 ジョナサン・スフィフトの『ガリバー旅行記』を読んで、教師の出したいくつかの質問に答え...

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プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

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