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『小林秀雄全作品20 ゴッホの手紙』

小林秀雄全作品〈20〉ゴッホの手紙(2004/05)小林 秀雄商品詳細を見る 小林秀雄『小林秀雄全作品20 ゴッホの手紙』新潮社、2004 全作品20には昭和27(1952)・28(1953)年に書かれた文章が収められている。中心は、「ゴッホの手紙」である。 冒頭、「ゴッホの手紙」は告白文学の傑作だと著者は言う。読み終わってみて、その指摘に深く同感する。 終わりに近づくほど、註解者の小林は後景に退く。ゴッホの言葉を丁寧にたどる小林の...

フランクルの言葉3

人は、探求すべき意味さえ見出すなら、敢えて苦しむことも甘受し、犠牲に身を捧げ、そしてもし必要とあらば、そのためにみずからの命をも捧げる覚悟をする。 ヴィクトール・フランクル(諸富祥彦監訳)『<生きる意味>を求めて』春秋社、1999(1978)、p,15...

三谷隆正の言葉4

基督教は愛の教であると共に、又謙遜の教である。然し日夕自己の欠点を物色して、嘆き暮すのが謙遜であるのでない。それは逆手に出た誇である。然らずんば何故に斯くも自分に屈託し続けるのであるか。真の謙遜は人をその私から解放するものである。さうして其解放の故に、人の前にも、神の前にも、人をして暢々と自由ならしめ、小児の如く快濶ならしむるものである。小さくいぢけるのは偽の謙遜である。忍び音の自慢である。然し真...

内村鑑三の言葉3

「如何にして愛国心を養成すべきや」とは余輩がしばしば耳にする問題なり、いわく国民的の文学を教ゆべしと、いわく国家を唱えしむべしと、しかれども人もし普通の発達を為せば彼に心情の発達するがごとく、彼の体躯の成長するがごとく、愛国心も自然に発達すべきものなり、義務として愛国を呼称するの国民は愛国心を失いつつある国民なり、孝を称する子は孝子にあらざるなり、愛国の空言喧しくして愛国の実跡を絶つに至る、余は国...

九鬼周造の言葉

「いき」は武士道の理想主義と仏教の非現実性とに対して不離の内的関係に立っている。運命によって「諦め」を得た「媚態」が「意気地」の自由に生きるのが「いき」である。人間の運命に対して曇らざる眼をもち、魂の自由に向って悩ましい憧憬を懐く民族ならずしては媚態をして「いき」の様態を取らしむることはできない。「いき」の核心的意味は、その構造がわが民族存在の自己開示として把握されたときに、十全なる会得と理解とを...

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プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

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