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『ハリー・ポッターと死の秘宝 (上下巻セット)』

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
(2008/07/23)
J. K. ローリング

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 J・K・ローリング(松岡佑子訳)『ハリー・ポッターと死の秘宝 (上下巻セット)』静山社、2008(2007)

 ついに「ハリー・ポッター」シリーズの最終巻を読み終えた。感無量である。このメモを読む人のために、内容についての言及は敢えてしない。ただ短くいくつかのことを述べたいと思う。

 終始、単純な勧善懲悪物ではなかった。ハリーの仲間にも、ヴォルデモート陣営にも魅力的な人物がたくさんいた。一人ひとりが人間の高貴さを抱え、同時に弱さも抱えていた。その弱さから目を背け続けた人もいれば、その弱さを直視し、それを克服する勇気を併せ持った人々もいた。自分の弱さや愚かさや邪悪さを直視するのには勇気を必要とする。

 各巻を読むたびに、必ず一回は涙が流れた。それは感動の涙のこともあれば、悲しみの涙でもあり、喜びの涙であることもあった。

 登場人物は誰が欠けてもいけない。だから、単純な好き嫌いを言うのはよそう。ヴォルデモートや死喰い人にも魅力的な面があった。それでも、最後まで読み終えて、格別に称賛したい人を挙げるとすれば、アルバス・ダンブルドア校長である。生徒を教え、諭し、導き、励まし、薫陶する。時間をかけて生徒を理解する。どんな悪人にも良い点を必ず見つける。もちろん、ダンブルドアに匹敵するほどに印象深い人がもう一人いる。けれども、それは未読の方の楽しみを奪うことになるから詳細は述べない。その人の全ての行動もまた、ダンブルドアとは違う形で、「愛」とは何かを語っている。

 この本からは多くのことを教えられた。また時間が経ったら読み返してみたい。
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プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

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