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石原吉郎の言葉

われわれは軽々に救済を呼ぶべきではない。救済の以前に、すでに亡んだ者として、滅亡の確たる承認こそが、逆説としての救済をもたらすという事実をこそ、人は苦痛とともに思い起こすべきではないのか。人は亡んでおり、また亡びつつあるからである。「私は信仰により救われた」ということばを、仮にも人は、公然と口にすべきではない。


 石原吉郎『一期一会の海』日本基督教団出版局、p,20
 石原吉郎(1915-1977)は静岡県生まれの詩人。
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Joseph Amy

Author:Joseph Amy
 2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、休止中でした。

 2012年3月末から2017年5月末まで宗教法人の出版部門で、また同年4月から2020年3月まで同法人の事務局部門で働きました。 

 制限的・抑制的思考で、自分の中にある光が見えなくなっている人に、自分の中にある光に気づいていただく働きをしております。この地球での自分の働きの形を模索しながら、超常戦士として、常に自分の今を超えようと、日々を歩んでおります。


 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間として、この牢獄世界から抜けることに意識を向けたことを考えていきます。

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