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ルジャンドルの言葉9

われわれはふつう、中世の坩堝から制度的キリスト教のある種の成功を拾い上げはしますが、教皇職がローマ帝国の調度品のなかに据えられて支えられていたとか、教皇職がローマ法を手中にし、あらゆる点でそれを模倣したとかいうようなことがらには注目しません。けれども、実はそうした土台に基づいて、ゲルマンの皇帝や生まれつつある君主たちに直面しながら、ローマ法と対をなす第二のローマ法、すなわちあのカノン法が、論証の諸技法や諸概念、さらに政治的格言を駆使して形成されたのです。したがって教会は法技術の展開と不可分になりました。

 ピエール・ルジャンドル『ドグマ人類学総説 西洋のドグマ的諸問題』平凡社、2003(1999)、p,119
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プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 数年前、出版社で働くようになりました。仕事そのものが面白く、その都度自分で課題を見つけて解決するというプロセスが楽しい。
 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間としてキリスト教・世界に対して疑問に思うことを考察していきます。単に評論家的な批評をするのではなく、自分でできることを示せるような、自分の持ち場に立った言葉を紡いでいきたいです。

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