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西田幾多郎の言葉4

近年の思想界において著しく目に立つのは、知識の客観性というものが重んぜられなくなったことであると思う。始から或目的のために、成心を以て組み立てられたような議論が多い。従って他の論説、特に自己の考に反する論説を十分に理解し、しかる後これを是非するというのではなくして、徒らに他の論説の一端を捉えてこれを非議するに過ぎない。自己批評というものは極めて乏しい。

 上田閑照編『西田幾多郎随筆集』岩波文庫、p,127
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プロフィール

EMI Takashi(ヒソカ)

Author:EMI Takashi(ヒソカ)
 2005年に神経性疾患を発病し、体調記録をつけるためにブログを始めました。そして、読書能力の回復に伴って、本のレビューを書くようになったものの、最近は時間を作れず、やや休止中でございます。

 2017年3月末に5年勤めた出版社を辞め、4月から同じ宗教法人の他部局で働くようになりました。仕事そのものは、相変わらず楽しい。

 このブログでは、「扉の開いた」言葉を求めつつ、この世界に生きる一人の人間として疑問に思うことを考察していきます。

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